仙台市若林区 ごとう耳鼻咽喉科

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鼻出血について-Q&A

Q1 鼻のどこから出血するのでしょうか?

⇒鼻中隔粘膜の前方(キーゼルバッハ部位)から出血することが最も多く(70~85%)、小児では殆どがここからの出血です。キーゼルバッハ部位からの出血が多いのは ①複数の血管が密に集まっている ②外界からの刺激(指でいじる、乾燥する)を受けやすい、との理由からです。20~30%は鼻腔側壁~後方からの出血ですが、動脈性の激しい出血を起こしたり、出血部位が分かりにくい例も多いため治療に難渋します。

 

Q2 命にかかわるような鼻出血はあるのでしょうか?

⇒ ときに大量の出血によりショック状態に陥ることがありますが、死に至るようなことは殆どありません。脳動脈瘤が破れて鼻から出血したという報告がみられますが、極めて稀なケースです。ただし、出血の原因が悪性腫瘍や白血病である場合、発見が遅れると命に関わる事態になります。出血の原因を調べることは非常に重要です。

 

Q3 出血した場合の応急処置は?

  1. まず深呼吸。落ち着くことが大切です。慌ててパニックを起こすと血圧が上昇し、出血が止まりにくくなります。
  2. いすに座り、うつむく様な姿勢をとります。流れ落ちる血液は口から吐き出すようにします。                                                                             上を向いたり、横になったりすると血液を飲み込んでしまい、後で吐き気を起こします。
  3. 鼻翼(鼻の入り口の柔らかい部分)を指で強くつまんで圧迫します。出血している方の鼻に綿球やティッシュペーパーをつめてもよいです。10~15分続けて圧迫します。
  4. 殆どの出血はこの方法で止まりますが、呼吸が苦しくなるほど大量に出血したり、30分以上しても止血しない場合は医療機関を受診してください。

 

Q4 耳鼻咽喉科での治療法は?

⇒まず、鼻腔内にたまった血の塊を取り除き内視鏡で出血部位を探します。出血部位が見つかったら止血操作に取り掛かります。                                           にじむ様な軽度の出血であれば硝酸銀やトリクロロ酢酸といった薬剤を出血部位に塗布します。これらの薬剤で血管や粘膜を硬化させることにより、止血効果が得られます。                                                                                          流れるような多量の出血の場合は麻酔薬を注射した後、出血部位を電気凝固します。鼻腔の後方からの出血で電気凝固が難しい場合は、ガーゼを詰めて止血することもあります。

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