仙台市若林区 ごとう耳鼻咽喉科

仙台市若林区 ごとう耳鼻咽喉科

耳鼻咽喉科疾患について トップ  > 鼻出血

2007年05月08日

鼻出血について-Q&A

Q1 鼻のどこから出血するのでしょうか?

⇒鼻中隔粘膜の前方(キーゼルバッハ部位)から出血することが最も多く(70~85%)、小児では殆どがここからの出血です。キーゼルバッハ部位からの出血が多いのは ①複数の血管が密に集まっている ②外界からの刺激(指でいじる、乾燥する)を受けやすい、との理由からです。20~30%は鼻腔側壁~後方からの出血ですが、動脈性の激しい出血を起こしたり、出血部位が分かりにくい例も多いため治療に難渋します。

 

Q2 命にかかわるような鼻出血はあるのでしょうか?

⇒ ときに大量の出血によりショック状態に陥ることがありますが、死に至るようなことは殆どありません。脳動脈瘤が破れて鼻から出血したという報告がみられますが、極めて稀なケースです。ただし、出血の原因が悪性腫瘍や白血病である場合、発見が遅れると命に関わる事態になります。出血の原因を調べることは非常に重要です。

 

Q3 出血した場合の応急処置は?

  1. まず深呼吸。落ち着くことが大切です。慌ててパニックを起こすと血圧が上昇し、出血が止まりにくくなります。
  2. いすに座り、うつむく様な姿勢をとります。流れ落ちる血液は口から吐き出すようにします。                                                                             上を向いたり、横になったりすると血液を飲み込んでしまい、後で吐き気を起こします。
  3. 鼻翼(鼻の入り口の柔らかい部分)を指で強くつまんで圧迫します。出血している方の鼻に綿球やティッシュペーパーをつめてもよいです。10~15分続けて圧迫します。
  4. 殆どの出血はこの方法で止まりますが、呼吸が苦しくなるほど大量に出血したり、30分以上しても止血しない場合は医療機関を受診してください。

 

Q4 耳鼻咽喉科での治療法は?

⇒まず、鼻腔内にたまった血の塊を取り除き内視鏡で出血部位を探します。出血部位が見つかったら止血操作に取り掛かります。                                           にじむ様な軽度の出血であれば硝酸銀やトリクロロ酢酸といった薬剤を出血部位に塗布します。これらの薬剤で血管や粘膜を硬化させることにより、止血効果が得られます。                                                                                          流れるような多量の出血の場合は麻酔薬を注射した後、出血部位を電気凝固します。鼻腔の後方からの出血で電気凝固が難しい場合は、ガーゼを詰めて止血することもあります。

鼻出血について-概要

鼻腔粘膜には血管が多く分布しており、少しの刺激で出血(ときに大量に)することがあります。

鼻出血には様々な原因があり、白血病や癌など生命を脅かす重大な疾患のサインであることも稀ではありません。

「たかが鼻血」と思わずに原因を調べて対応することが重要です。

<原因>                                                                                鼻出血の原因として多いのが、機械的な刺激(はなをかむ、指でいじる、くしゃみ等)や急激な血圧上昇、鼻腔粘膜の乾燥などによるもので、特発性鼻出血といいます。

これに対して原因となる疾患があるものを症候性鼻出血と呼びます。上顎癌などの鼻副鼻腔腫瘍、白血病、血友病などの血液疾患、肝硬変や腎疾患など血液の凝固能の低下を来たす場合、高血圧症、動脈硬化、遺伝性出血性毛細血管拡張症(オスラー病)などが原因となります。

脳梗塞や心筋梗塞の後に抗凝固剤(血液をさらさらにする薬)を服用している方は出血しやすいので注意が必要です。

子供に多い原因 : 機械的な刺激(はなかみ、指でいじる)、アレルギー性鼻炎など。

大人に多い原因 : 高血圧症、動脈硬化、内臓疾患(肝硬変、腎疾患)、腫瘍(癌、リンパ腫)、薬剤性など。

月別アーカイブ

Powered by
Movable Type 3.34

Powered by
Movable Type 3.34